「未来のシマ共創会議」の開催にあわせ、シマ(人々が支え合うコミュニティ)の単位で、真に持続可能な未来へ向かうための実践や取り組みを、離島地域より公募・表彰する「未来のシマ共創アワード」を開催します。

募集テーマ

【小中学生・高校生対象】
わくわく・どきどき・にこにこ
「地球1個分の暮らし」部門

沖永良部島に暮らす石田秀輝先生(東北大学名誉教授)は、現代人の暮らしは「地球2.8個分」を消費し、地球沸騰化などの危機的状況を招いていると指摘します。ひとつしかない地球の上で心豊かに生き続けるには「地球1個分の暮らし」を目指す必要があるのです。

「わくわく・どきどき・にこにこ地球1個分の暮らし」部門では、地域の風土にあわせた文化や、自然と共に生きるすべが残る島々から、身のまわりにある「地球にやさしく、わくわく・どきどき・にこにこが生まれる暮らし方」を大募集。自分の島にある「地球1個分の暮らし」を見つけて推薦してください(自分の取り組みでも、自分以外の誰かの取り組みでもOK)。


<応募のヒント>

例えば、「食に関すること」「自然に関すること」「人々の集いや・コミュニケーションに関すること」「楽しみ・遊び・学びに関すること」「仕事に関すること」などから、「地球にやさしく、わくわく・どきどき・にこにこが生まれる暮らし方」を探してみましょう。


例えば・・・

  • 野菜を残さずに食べられる伝統食
  • みんながたのしく暮らせる働き方のルール
  • わくわくしながらみんなが団結できる文化
  • おさがりをたのしくリユースできる仕組み
  • 魚をとりすぎないような工夫
  • 遊びながら学べる仕組み など


島全体での取り組みから、近所のみんなでできること、一人ひとりが取り組めることまで、取り組みの規模は問いません。

ポイントは、何かをきびしく規制したり、たくさんの我慢を必要としすぎないこと。もちろん、少しの我慢やみんなが笑顔になるためのルールは必要ですが、誰もが続けやすく、広がりやすい「わくわく・どきどき・にこにこ」が生まれることが重要です。

「地球にやさしく、わくわく・どきどき・にこにこが生まれる暮らし方」は、新しい取り組みはもちろん、昔から続く島の文化や、島ではあたりまえだけど島外ではあまりみられない暮らしに、宝物のように隠れています。

皆さんの島からそんな宝物をみつけてご応募ください。



【どなたでもエントリー可】
離島から世界をかえる
「サステナブル経営」部門

離島地域において、環境・社会・経済に配慮した持続可能な経営を実践・チャレンジする事業者・経営者の取り組みを募集します。

業種や事業規模は問いません。十分な採算を確保するにはまだまだというチャレンジでも、島の資源を生かし、顧客や地域社会の笑顔をつくり、必要な資金を循環させるアイデアや熱意を評価します。


<応募のヒント>

離島地域での商いには、商圏の大きな地域に比べ、流通コストの高さや、拡大の図りにくさ、顧客数が限定されるなど、特有の壁があります。400島400通りの地域特性があり事業環境もさまざま。「サステナブル経営」部門では、各島の資源や特有の課題に対して、アイデアや実行力を持って事業活動を行うチャレンジを募集します。


例えば......

  • 集落で増加する空き家を新たな資源とする事業
  • 持続可能な漁業を実践・拡大する事業
  • 消滅しかけたインフラを再生する事業
  • 環境にやさしく観光客の満足度も追求する事業
  • テクノロジーを活用して困りごとを解決する事業  など


ポイントは志の高さ。けして簡単なことではない島での「サステナブル経営」を追求する事業者のまなざしも重視します。

蝶の羽音が世界を動かしていくように、たとえ規模は小さくても、確実に世界をよくする一歩をエントリーください。

他薦の場合、どなたでもエントリーOK(ただし対象者への許諾は必須)。自薦の場合は、事業者やスタッフなどが直接ご応募ください。

応募方法

以下の流れでご応募ください。

  1. 下記のボタンより「エントリーシート」をダウンロード
  2. 「エントリーシート」に必要情報を記入
  3. 「参考画像」「参考URL」を収集
  4. 下記の「応募フォーム」に必要情報を記入のうえ「エントリーシート」「参考画像」「参考URL」を添付して送信

応募受付期間:2024年7月1日〜10月15日23:59迄

<注意事項>

※応募はオンラインのみとなります。

※応募いただいた情報は特設ページや広報媒体にて掲載・公開させていただくことがございます。

※情報を公開する際は、個人情報への配慮のために一部加工させていただくことがあります。

審査の流れ

10月  審査会を開催

10月下旬  ノミネートされた皆さんに事務局より連絡

11月14日  「未来のシマ共創会議」会場にて表彰式を開催

2025年2月  『季刊ritokei』48号にて受賞者の取り組みを紹介

審査員

石田秀輝

1953年岡山県生まれ。伊奈製陶株式会社(現LIXIL)取締役(CTO最高技術責任者)、東北大学大学院環境科学研究科教授を経て、東北大学名誉教授、京都大学特任教授、合同会社地球村研究室代表社員ほか。2014年に沖永良部島へ移住。著書に『光り輝く未来が、沖永良部島にあった!』(ワニブックス)ほか多数


高橋忠仁

1948年鹿児島県屋久島生まれ。1968年鹿児島工業高等専門学校電気科卒業、1974年中央大学法学部中退。1982年に半導体のソリューション・サプライヤー「PALTEK」創業。故・稲盛和夫が塾長を務める「盛和塾」で経営哲学に学び、現在も「横浜フィロソフィー経営実践塾」を通じて多様な経営者と共に経営を学び続けている


このほか多数の有識者・実践者が審査員を務めます(後日発表)